資格を持っているだけで100万円稼げます。
ウソではなく、本当の話です。
この100万円は会社から支給される「資格手当」です。「資格手当なんて、せいぜい5,000円。よくて1万円程度でしょ?」と、普通なら思いますよね。わたしもそう思ってました。
でも、パソコン資格の中には、月1万円以上の資格手当がもらえるものが数多くあります。どんな資格が高額な資格手当がもらえるのか?実際に会社に掲載されている情報を元に調べてみました。
高額な資格手当がもらえるパソコン資格ランキング
資格手当の金額をホームページで公開している会社をネットで調べてみました。複数の会社を調べていたら、あっという間に数時間かかってしまいました。資格手当の高い順にランキングにしてみました。
それぞれの資格で最低価格と最高価格を記載してます。いずれの資格も経済産業産業省認定の国家資格です。
順位 | 資格 | 資格手当(月額) |
1 | ITストラテジスト | 20,000〜150,000円 |
2 | システム監査技術者 | 20,000〜100,000円 |
2 | プロジェクトマネージャー | 18,000〜100,000円 |
4 | システムアーキテクト | 15,000〜75,000円 |
5 | ネットワークスぺシャリスト | 15,000〜50,000円 |
5 | データベーススぺシャリスト | 15,000〜50,000円 |
5 | エンベデッドシステムスぺシャリスト | 15,000〜50,000円 |
5 | 情報処理安全確保支援士(旧名:情報セキュリティスぺシャリスト) | 15,000〜50,000円 |
5 | ITサービスマネージャ | 18,000〜50,000円 |
10 | 応用情報技術者 | 15,000〜25,000円 |
11 | 基本情報技術者 | 5,000〜10,000円 |
12 | ITパスポート試験 | 3,000円 |
調査日:2017年3月
なぜ、資格をもっているだけで資格手当がもらえるのか?
もし、あなたが資格手当をもらうなら、働いている会社からもらいます。資格手当を支給する会社からすれば、余計な人件費の負担になるので、できれば出したくないはずです。それなのに、なぜ、会社は資格所持者に資格手当を出すのでしょうか?
理由は大きく分けて2つあります。
- 資格所持者が多数いることで、顧客からの信頼を得られる
- 優秀な人材を集めやすい
資格所持者が多数いることで、顧客からの信頼を得られる
ここの資格ランキングで紹介したパソコン資格は全て国家資格です。国家資格には、裁判官・弁護士・検察官になるための司法試験や、医者になるための医師試験などがあります。
パソコン資格も司法試験や医師試験と同じように国が認めているのですから、技術やスキルの裏付けができます。資格取得者がいない会社と、資格取得者が大勢いる会社を比較して、どちらの方が安心して仕事を依頼できるか?
そう考えれば、会社に資格取得者がたくさんいた方が、お客さんへのプレゼンや営業活動はしやすいですよね。
優秀な人材を集めやすい
高額な資格手当がもらえる資格は合格率が10%台の難易度の高い資格ばかりです。資格に合格できる人が、10人に1人か、2人しかいないのですから、資格取得ができた人は優良な人材です。そんな優秀な人が就職する時の判断材料として、資格手当がある会社とない会社ではどちらに入りたいと思うか。
ほとんどの人は仕事をするなら少しでも高い給料をもらいたいと考えますよね。
わたしが資格所持者なら、間違いなく、資格手当が高いところから応募します。高い給与や資格手当を支給すれば、それだけ優秀な人材が集まるし、離職率も低くなります。
資格取得一時金だけで100万円もらえる
資格手当をしている会社によっては、資格手当の内容がより充実しているところもあります。資格手当は、資格所持者だけの特典のように思われがちですが、実は資格手当には3つの種類があります。
■資格手当3つの種類
- 資格手当・・・資格所持に対しての手当
- 資格取得助成制度・・・資格取得のための勉強費用に対して
- 資格取得一時金・・・資格に合格した時にもらえる合格祝い金
会社によって、資格手当と資格取得一時金がある、資格手当だけなどけっこう内容が違います。中には、ITストラテジストの資格取得一時金が100万円という会社もありました。資格取得を目指しているなら、会社に就職するときは資格手当の内容を絶対に確認しておきましょう。
ITストラテジストってどんな資格?
取得すると100万円がもらえる「ITストラテジスト」ってどんな資格なのか気になりますよね?
ITストラテジストは、企業の問題を解決したり、仕事を効率的にしたり、ITの計画を作ったりする人たちです。
彼らは、システムやソフトウェアを作る前の段階で働きます。
ストラテジストとは、「戦略家」という意味の英語の言葉です。
また、ITのことを統括する人たちもITストラテジストと呼ばれることがあります。
ITストラテジストがどんな勉強をするのかは、こちらの参考書の目次を読むとイメージできるかと思います。
→ ITストラテジストの参考書
就職・転職で稼げるパソコン資格の選び方
ITストラテジストにいきなり取得することはできないので、もっと簡単なところから資格取得を目指すのが吉です。
とはいっても初心者の方は、どの資格を選べばいいのか迷うことが多いでしょう。
実は資格選びには3つのポイントがあります。
1つ目は「市場ニーズ」です。
どんなに難しい資格でも、需要がなければ収入には結びつきません。
現在、特に需要が高いのはWebデザインやプログラミング関連の資格です。
2つ目は「取得難易度」です。
いきなり難しい資格に挑戦するのではなく、基礎的な資格から順番にステップアップすることをおすすめします。
3つ目は「将来性」です。
AI時代に廃れない資格を選ぶことで、長期的な収入を確保できます。
在宅ワークに最適なパソコン資格とは?初心者が押さえるべき3つの資格
在宅ワークで需要の高いパソコン資格について、具体的にご紹介します。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
最も基本的かつ実践的な資格です。
Word、Excel、PowerPointの操作スキルを証明でき、多くの在宅事務作業で重宝されます。 - ITパスポート
IT関連の基礎知識を証明する国家資格です。
在宅ワークの現場で必要なITの基本用語や考え方を学べます。 - Webクリエイター能力認定試験
Web制作の基礎知識を証明する資格です。
在宅でのWebデザイン案件を受注する際の強みとなります。
資格取得で得られる4つのメリットと年収アップの可能性
パソコン資格を取得することで、以下のメリットが得られます:
- スキルの客観的な証明
クライアントに対して自身の能力を証明できるため、案件獲得がスムーズになります。 - 単価アップの交渉材料
資格保有者として適切な報酬を要求できます。
例えば、MOS資格保持者は時給1,500円以上で案件を受注できることも。 - 継続的な学習モチベーション
資格取得を目指すことで、計画的なスキルアップが可能になります。 - 転職・独立の際の武器
将来のキャリアチェンジや独立の際にも、大きな強みとなります。
実際の収入例として、Webデザイン関連の資格を持つフリーランサーの平均月収は30万円程度です。
複数の資格を組み合わせることで、さらなる収入アップも期待できます。
最新パソコン資格ランキング2024|初心者からプロまで完全ガイド
パソコン資格を取得するための最強の勉強方法は実践すること。
実際に仕事をしながら勉強した方が覚えが速いし、お金にもなるので一石二鳥です。
そこで便利なのがクライアントワークで副業しながら勉強する方法。
クライアントワークで実績を作ることで、就職・転職がしやすくなります。
資格があれば有利になりますが、クライアントワークの実績があれば資格なしでも就職できる可能性があるのでぜひ挑戦してほしいです。
クライアントワークの求人データと、実際の案件単価を分析した結果、以下のランキングが見えてきました。
在宅ワークで収入を得るために、特に注目すべき資格をご紹介します。
【2024年版】人気のパソコン資格トップ5|案件単価と取得難易度を徹底比較
- Webデザイナー検定
・取得難易度:★★☆☆☆
・案件単価目安:2,000円~5,000円/時
・特徴:在宅Web制作の基本資格として人気上昇中 - Python認定資格
・取得難易度:★★★☆☆
・案件単価目安:3,000円~8,000円/時
・特徴:AI開発需要で注目度急上昇中 - AWS認定資格
・取得難易度:★★★★☆
・案件単価目安:4,000円~10,000円/時
・特徴:クラウド案件で高需要 - Google アナリティクス認定資格
・取得難易度:★★☆☆☆
・案件単価目安:2,500円~6,000円/時
・特徴:マーケティング案件で重宝 - Adobe認定エキスパート
・取得難易度:★★★☆☆
・案件単価目安:3,000円~7,000円/時
・特徴:デザイン案件での評価が高い
パソコン初心者におすすめの資格3選|取得のコツと勉強法
パソコン初心者の方は、まずはこの3つの資格から始めることをおすすめします。
- ITパスポート
・学習期間:2~3ヶ月
・受験料:5,700円
・特徴:IT全般の基礎知識を習得できる
・勉強のコツ:用語集アプリを活用した隙間時間学習が効果的 - MOS(Excel・Word)
・学習期間:各1~2ヶ月
・受験料:各12,000円程度
・特徴:実務で即使えるスキルが身につく
・勉強のコツ:実践的な演習問題を繰り返し解く - ビジネス文書検定
・学習期間:1~2ヶ月
・受験料:4,100円
・特徴:在宅事務作業に必須のスキルを証明
・勉強のコツ:実際の文書作成を意識した練習が重要
専門的なパソコン資格の価値|高収入を実現するための戦略
より高い収入を目指すなら、専門的な資格取得が不可欠です。
以下の資格は、取得に時間はかかりますが、その分だけ高い報酬が期待できます。
■上級資格のメリット
・案件単価が1.5~2倍に上昇
・優良案件の優先的な紹介
・長期契約の獲得しやすさ
・クライアントからの信頼度向上
■おすすめの専門資格
- 応用情報技術者
・年収アップ期待値:+50~100万円
・キャリアパス:システムエンジニアとしての在宅案件 - セキュリティスペシャリスト
・年収アップ期待値:+100~200万円
・キャリアパス:情報セキュリティコンサルタント - データベーススペシャリスト
・年収アップ期待値:+80~150万円
・キャリアパス:データベース設計・運用の専門家
このように、専門資格の取得は長期的なキャリア形成において重要な投資となります。
しかし、取得前に必ず市場ニーズを確認し、自身のキャリアプランに合った資格を選択することが成功の鍵となります。
在宅ワークで人気の仕事種別|資格を活かした収入アップ術
在宅ワークの主要な3分野について、必要な資格と具体的な収入アップ方法を解説します。
Webデザインの資格と活用法|月収50万円も可能な案件獲得術
Webデザイン分野で収入を得るために押さえるべき資格と、その活用法をご紹介します。
■必須資格
- Webデザイナー検定
・実務で必要なデザインの基礎知識
・HTML/CSSの基本スキル証明 - Adobe認定エキスパート
・PhotoshopやIllustratorの専門スキル
・クリエイティブ案件での評価が高い
■収入アップのステップ
- ポートフォリオの作成(2週間程度)
- 小規模案件での実績作り(3ヶ月程度)
- 単価の高い中規模案件への移行(半年後)
- 長期契約案件の獲得(1年後)
初心者でも月収20万円からスタートし、経験を積むことで月収50万円以上も可能です。
動画編集資格で仕事を得る方法|需要急増中の人気職種
YouTube全盛期の今、動画編集スキルは非常に重宝されています。
■取得すべき資格
- 動画編集能力認定試験
・基本的な編集スキルの証明
・案件獲得の第一ステップ - Adobe Premiere Pro認定資格
・プロ級の編集スキル証明
・高単価案件獲得に必須
■案件獲得のコツ
・YouTuber向け編集に特化
・企業プロモーション動画を担当
・オンライン講座の動画制作
平均単価は1本5,000円~50,000円で、月に10本程度の案件をこなすことで安定した収入が得られます。
ライティング資格の取得と市場評価|文章力で稼ぐ極意
ライティング業界では、以下の資格が重要視されています。
■推奨資格
- 日本語検定準1級以上
・文章力の客観的証明
・高単価案件への応募資格 - ウェブライター検定
・Web特有の文章作成スキル
・SEOの基礎知識証明
■収入アップのポイント
・専門分野の確立(医療、IT、金融など)
・SEOライティングスキルの習得
・コピーライティング技術の向上
ライティング案件は文字単価1円~10円で、月間20万文字程度をこなすことで、月収20~30万円が目指せます。
確実に合格するためのパソコン資格取得方法
効率的な資格取得のための具体的な学習方法をご紹介します。
資格試験の勉強法と対策|合格率を上げる3つの秘訣
- 学習計画の立て方
・試験まで3ヶ月を目安に逆算
・1日2時間の学習時間確保
・週末は4時間以上の集中学習 - 効果的な教材選び
・公式テキスト(基礎固め)
・問題集(実践力向上)
・オンライン講座(苦手分野克服) - モチベーション維持のコツ
・学習仲間を作る
・進捗管理アプリの活用
・小さな目標設定と達成感
通信講座とスクールの選び方|失敗しない5つの選定基準
パソコン資格の学習方法として人気の通信講座とスクール。成功のカギとなる選び方を解説します。
■通信講座選びのポイント
- 合格実績と評判
・直近の合格率データをチェック
・SNSでの受講生の声を確認
・無料お試し受講の有無 - サポート体制
・質問対応の速さ
・個別指導の充実度
・学習進捗管理システムの有無 - 料金体系
・一括払いと分割払いの比較
・追加料金の有無
・返金保証制度の確認
■おすすめのスクール選定基準
- 対面指導の質
・講師の実務経験
・少人数制クラスの有無
・振替制度の充実度 - 就職・転職サポート
・求人紹介サービス
・履歴書・職務経歴書作成支援
・面接対策支援
予算目安:
・通信講座:3~10万円
・スクール:15~30万円
独学で資格を取るためのポイント|効率的な学習法
独学でも確実に合格するための具体的な方法をご紹介します。
■独学の利点
・費用を抑えられる
・自分のペースで学習可能
・時間の使い方を柔軟に設定
■具体的な学習ステップ
- 基礎学習(1ヶ月目)
・用語の理解
・基本概念の習得
・過去問分析 - 実践学習(2ヶ月目)
・問題演習
・苦手分野の克服
・時間配分の習得 - 直前対策(試験1ヶ月前)
・模擬試験の活用
・弱点補強
・本番想定の演習
■おすすめの学習教材
・公式ガイドブック
・過去問題集
・オンライン学習サイト
パソコン資格の難易度と合格率|試験別の詳細データ
主要なパソコン資格の難易度と合格率を比較し、対策方法を解説します。
国家資格と民間資格の違い|メリット・デメリットを徹底比較
それぞれの特徴を理解し、自分に合った資格を選びましょう。
■国家資格
メリット:
・社会的認知度が高い
・転職時の評価が高い
・資格手当がつきやすい
デメリット:
・試験が難しい
・受験機会が限られる
・学習期間が長い
■民間資格
メリット:
・実務的なスキルが身につく
・受験機会が多い
・比較的取得しやすい
デメリット:
・企業による評価にばらつき
・更新制度がある場合も
・資格手当が少ない
高難度資格を目指す理由|収入とキャリアへの影響
高難度のパソコン資格取得は大変ですが、それだけの価値があります。具体的なメリットを解説します。
■収入面での優位性
- 年収アップ効果
・資格手当:月2~15万円
・基本給上昇:年間30~100万円
・賞与査定への好影響 - フリーランス案件での高単価
・システムアーキテクト:時給1~2万円
・セキュリティ専門家:時給1.5~3万円
・プロジェクトマネージャー:時給2~4万円
■キャリアアップの可能性
・管理職への昇進チャンス増加
・専門職としての市場価値向上
・独立・起業のための信用力
合格するための時間管理法|働きながら資格取得を目指す方法
仕事と学習の両立を実現する具体的な時間管理術をご紹介します。
■平日の学習計画
・通勤時間の活用:30分×2回
・昼休みの確保:30分
・帰宅後の学習:1時間
■週末の集中学習
・土曜午前:3時間
・日曜午後:4時間
・復習時間:1時間
■効率的な学習のコツ
- 隙間時間の活用
・スマホアプリでの問題演習
・音声教材での通勤学習
・オンライン動画の活用 - 集中力の維持
・ポモドーロテクニックの活用
・25分学習+5分休憩
・1日の目標設定と達成確認
在宅収入を増やすための具体的な活用法
資格を取得した後、実際に収入アップにつなげる方法を解説します。
資格を活かした副業の始め方|初心者向けステップアップガイド
- 準備段階(1ヶ月目)
・ポートフォリオ作成
・副業可能な時間の確認
・必要な機材の準備 - 案件獲得(2~3ヶ月目)
・クラウドソーシングへの登録
・プロフィール最適化
・小規模案件への応募 - 実績作り(4~6ヶ月目)
・クライアントレビューの獲得
・単価アップの交渉
・定期案件の確保
■月収20万円達成までのロードマップ
・1~2ヶ月目:3~5万円
・3~4ヶ月目:8~12万円
・5~6ヶ月目:15~20万円
まとめ
資格取得は自分自身のスキルアップだけでなく、資格手当だけで収入を増やせる可能性があります。もし、資格手当が月1万円だったとしても、年間だと12万円です。
資格手当だけで年に1回は海外旅行できますよ。しかも、その会社で働いている限りずっともらえます。10年間働き続ければ、120万円です。
パソコン資格がないと就職できないという仕事はほとんどないですが、資格があると収入面で有利になることだけは確かです。もし、これから就職や資格取得を目指すなら、資格取得の助成制度や合格祝い金のある会社を探してみましょう。