オンラインストレージ

データのバックアップをしたいけど、外付けHDDを買うのが面倒で、まだバックアップを取っていないあなた!

そんなあなたにおすすめなのが、インターネット上にデータを保存できるクラウドサービスの「オンラインストレージ」です。

オンラインストレージなら、ネット環境があればお金をかけずにデータをバックアップすることができます。

今回は、オンラインストレージとはどんなものなのかわかるように、メリット・デメリット、無料で使えるクラウドサービスを紹介していきます。



オンラインストレージのメリット

無料で大容量のデータをバックアップできる

ほとんどのオンラインストレージは無料でも1〜5GB程度使えるので、バックアップメディアを用意できないときでも気軽に使えます。

外付けHDDを買わなくてもバックアップできる

普通、パソコンデータのバックアップは外付けHDDやUSBメモリなどを購入してバックアップ作業をします。

しかし、オンラインストレージを使うとインターネットに接続する環境さえあれば良いので、バックアップメディアを購入する必要がなくなります。

外出先でもオンラインストレージのデータを見れる

オンラインストレージに保存したデータは、ネット環境があればどこでもアクセスができます。

普段使っているパソコンを持ち運ばなくても、外出時はスマートフォンからデータを見ることも可能です。

ファイルを簡単に共有、編集できる

保存したファイルは自分だけでなく、仕事仲間にも共有させることができます。

オンラインストレージ上で編集した内容はパソコン上のデータにも反映されるので常に最新のデータを共有することができます。

バックアップ容量を自由に変更できる

ほとんどのオンラインストレージは無料で利用できますが、使える容量は5GB程度です。

5GBでは足りたいというときは、月額払いや年額払いで容量を必要な分だけ増やすことができます。

オンラインストレージのデメリット

自動同期だとバックアップにならない場合もある

オンラインストレージでファイルをバックアップすると、ほとんどの場合が同期設定になります。

この同期設定の最大の特徴は、パソコンとオンラインストレージをまったく同じ状態に保てるということです。

つまり、パソコン上のデータを更新したり、削除したりすると、オンラインストレージに保存していたデータも更新されたり、削除されたりします。

で、ここで問題になるのが、パソコン上で編集する前のデータをバックアップしたい場合です。

普通にデータを編集して保存してしまうと、パソコン上のデータもオンラインストレージのデータも編集後の最新データになってしまいます。

これはオンラインストレージ上のデータを編集したとしても、同じでパソコン上のデータも自動で更新されます。

なので、過去のデータをバックアップしておきたい場合は、事前にバックアップ用のフォルダを作っておいてコピーする、またはファイル名をコピーしてバックアップとわかるように「***-bk.txt」のようにファイル名を変更するしかありません。

クラウドサービスの中には、ドロップボックスのように、ファイルの変更履歴を残してくれるサービスもあります。

ただ、この場合も保存期間が限定されているので、過去のバージョンをバックアップとして残しておきたいなら、データをコピーして保存するしかありません。

サーバーダウンやデータ消失の危険性がある

オンラインストレージに保存したデータは絶対に安全ではありません。

データを保存しているサーバーの故障や人為的ミスでオンラインストレージにアクセスできなくなったり、データが消えることがあります。

2012年には、ファーストサーバで障害が発生し、サービスを利用していた5698件の顧客のデータが消滅しました。
消えたデータ内容は、ウェブサイトやメールに加え、顧客情報やスケジュールなど様々なものです。

オンラインストレージをサービスを信頼していて、他にバックアップをとっていなかった企業は大打撃を受けました。

こういったサーバーダウンやデータ消失を考えると、オンラインストレージだけでなく、外付けHDDなどにもバックアップを取っておいた方が安心だといえます。

サイバー攻撃されるリスクがある

個人のパソコンでもコンピューターウイルスに感染することがあるように、オンラインストレージでも、外部からの悪意あるサイバー攻撃を受けることがあります。

2014年にはアメリカでジェニファー・ローレンスやケイト・アプトンなどの女性セレブたちのプライベート写真がネットに流出する事件が起きました。

写真データの流出は個人が持っているiPhoneからではなく、クラウドサービスの「iCloud」がハッキングされ、プライベート画像が流失しています。

2015年6月には、日本年金機構の年金情報管理システムサーバーが外部の不正アクセスにより情報漏えいしています。

この事件では、年金加入者の個人情報が約125万件流出しました。

2017年11月には、米国大手配車サービス「Uber technologies(ウーバーテクノロジーズ)」で外部からの不正アクセスが発生。

約5,700万人の個人情報が流出しました。

インターネット上にデータを保存するということは、サイバー攻撃の危険性が常に付きまとうことになります。

ただ、これはオンラインストレージだけでなく、ネットに接続できるすべての端末にもいえます。

機密情報へアクセスされることがある

これはあまり知られていないことですが、国によってデータを保管するサーバに対する法律が違います。

例えば、アメリカなどでは、テロ対策のために企業の機密情報に無断でアクセスすることが法律で認められています。

海外の法律まで考えてオンラインストレージを利用している人はあまりいない、または気が付かないと思います。

外部へ漏れては困るデータは、オンラインストレージに保存しない方が安心です。

以上のように、オンラインストレージにはメリット・デメリットがあるので、保存したいデータや状況によってバックアップ方法を選択して下さい。

無料で使えるオンラインストレージ厳選10サービス

無料で使えるオンラインストレージを紹介していきます。

ただ、無料で使えるクラウドサービスはたくさんありすぎるので、ここでは日本語対応で無料で5GB以上の容量が使えるオンラインストレージサービスを10個紹介します。

サービス名無料プラン有料プラン保存期間サービス開始運営会社(国)
MEGA50GB200GB(4.99ユーロ/月)
1TB(9.99ユーロ/月)
4TB(19.99ユーロ/月)
8TB(29.99ユーロ/月)
90日間ログインがないと削除2013年1月プライバシーカンパニー(ニュージーランド)
Google Drive15GB100GB(250円/月)
1TB(1,300円/月)
10TB(13,000円/月)
無期限2012年4月Google(アメリカ)
4shared15GB100GB(77,95ドル/年)180日間ログインがないと削除2005年4shared(イギリス)
4Sync15GB1TB(99ドル/年)180日間後に削除2011年10月4Sync(アメリカ)
BOX10GB100GB(1,200円/月)〜無期限2014年5月BOX(アメリカ)
TeraCLOUD10GB+1TB(980円/月、9,800円/年)
+3TB(29,000円/年)
+5TB(45,000円/年)
90日間ログインがないと削除2014年1月ジャストプレイヤー(日本)
iCloud Drive5GB50GB(130円/月)
200GB(400円/月)
2TB(1,300円/月)
無期限2011年10月アップル(アメリカ)
OneDrive5GB50GB(249円/月)
1TB(12,744円/年)
270日間ログインがないと削除2007年6月マイクロソフト(アメリカ)
Yahoo!ボックス5GB無制限(498円/月)3年間ログインがないと削除2011年10月ヤフー株式会社(日本)
CoreDrive5GB50GB(500円/月)
250GB(2,500円/月)
30日間ログインがないと削除、支払い情報を登録すると無期限2013年3月株式会社ねこじゃらし(日本)

まとめ

オンラインストレージにはここで紹介したメリット・デメリットがあります。

デメリットを考えると外部に漏れると困るようなデータをバックアップするのは止めておいた方が良さそうです。

例えば、会社の顧客情報や守秘義務のあるデータをオンラインストレージにバックアップしないほうが良いです。

個人で撮影した写真や仕事で使うメモ書きや資料など、外部に漏れても大して被害を受けないようなものなら安心です。

つまり、オンラインストレージに保存するデータは、消えたり、不特定多数の人に見られたくはないけど、見られても実害は少ないデータのバックアップに使うのが良いと思います。

外部に漏れたり、消えると困るデータについてはネット環境(オンライン)でのバックアップではなく、外付けHDDなどのオフラインでのバックアップをおすすめします。