MOS資格を独学で勉強するなら、自宅にパソコンがないと何もできません。
パソコンがないなら、新しくパソコンを購入しましょう。
MOS資格を勉強するのに最低限必要なものは、この2つです。
- パソコン
- マイクロソフトオフィス
パソコンを購入する時に、オフィス付きかオフィスなしかを選べるので、その時にオフィス付きを選べば必要なものは簡単に揃います。
ただ、パソコンやオフィスにはいろいろな種類があるので、単純にオフィス付きのパソコンを購入してしまうとMOS資格を受けても合格できないなんてこともありえます。
そんなことにならないように、MOS資格を受験したいパソコンを持っていない初心者向けに、MOS資格の独学向けのパソコンの選び方、買い方について説明していきます。
MOS資格はOfficeのバージョンごとに試験が違う
MOS資格は、マイクロソフトofficeのバージョン毎に受ける試験になります。
2017年の時点では、MOS試験は以下の3つのバージョンで試験を受けることができます。
- Office 2016
- Office 2013
- Office 2010
で、試験を受ける時に注意しなければならないのが、どのバージョンで試験を受けるです。
例えば、自宅で勉強しているofficeのバージョンが2010なのに、試験でoffice2016を選ぶとofficeの画面が違うだけでなく、出題される問題も変わってくるので合格が難しくなります。
MOS資格を勉強するときには、どのofficeバージョンで受けるかを決めてから、勉強を始めましょう。
独学用にパソコンを購入するならoffice付きがおすすめ
すでにパソコンを持っているなら、受験するバージョンのofficeを購入するだけで独学を始められます。
しかし、パソコンを持っていないけど、MOS資格の取得を目指したいなら、新しいパソコンを購入する良いチャンスです。
何のきっかけもなくパソコンを購入しようと思うと、もう少し待てば安くなる、もう少し待てば新製品が出る、といっていつまでたっても購入できませんからね。
そして、購入するパソコンは必ず型遅れで安売りしているものではなく、新製品でoffice付きのパソコンを選びましょう。
なぜなら、パソコンは新しければ新しいほど、パソコンスペックが高いからです。
1年前は10万円したパソコンと同じ性能のパソコンが、今年の新製品では8万円で購入できる、なんてことが当たり前に起きてます。
また、パソコンを購入するときにoffice付きを選択すると、今後のofficeのバージョンアップがすべて無料になります。
officeのバージョンアップがずっと無料ってのは、スゴイです。
officeを使うような事務用のパソコンは一度買えば、10年は使えます。
つまり、一度office付きのパソコンを購入すれば、仮にoffice2019、office2022、office2025が出たとしても、すべて無料でアップグレードできます。
officeを普通に購入すると3万円はするので、長く使って、新しいofficeのバージョンでもMOS資格を取得したいなら、office付きのパソコンを購入するのが一番お得です。
パソコンを購入するときはofficeの種類に注意
officeを購入するなら、パソコン購入時に一緒に買った方がお得です。
ただ、パソコンを購入するメーカーや店によって、付属するofficeに違いがあることがあります。
このofficeの種類を間違えるとMOS資格を受けようと思っていたソフトがなかったり、バージョンアップが有料になったりするので注意してください。
現在(2017年)、パソコン購入時に選択できるOfficeはプリインストール版とパッケージ版の2つに分けられます。
さらに、プリインストール版とパッケージ版にはそれぞれ3種類あるので、選択できるOfficeは全部で6種類です。
■Office Premium(プリインストール版)
製品名 | Office Professional Premium | Office Home and Business Premium | Office Personal Premium |
価格 | 約50,000円 | 約25,000円 | 約20,000円 |
Word | ○ | ○ | ○ |
Excel | ○ | ○ | ○ |
PowerPoint | ○ | ○ | – |
Outlook | ○ | ○ | ○ |
OneNote | ○ | ○ | – |
Publisher | ○ | – | – |
Access | ○ | – | – |
■0ffice2016(パッケージ版)
製品名 | Office Professional 2016 | Office Home &Business 2016 | Office Personal 2016 |
価格 | 64,584円 | 37,584円 | 32,184円 |
Word | ○ | ○ | ○ |
Excel | ○ | ○ | ○ |
PowerPoint | ○ | ○ | – |
Outlook | ○ | ○ | ○ |
OneNote | ○ | ○ | – |
Publisher | ○ | – | – |
Access | ○ | – | – |
MOS資格でPowerPointを受験したいなら、Office Home and Business Premiumか、Office Home and Business 2016、または、Office Professional Premium、Office Professional 2016を購入しなければPowerPointが手に入りません。
同じように、AccessのMOS試験を受験したいなら、Office Professional Premium、またはOffice Professional 2016を購入する必要があります。
パソコンを長く使うなら、どのOfficeがお得?
Office Premium(プリインストール版)は購入したパソコンに最初からOfficeが入っている状態なので、購入したら、インストール作業なしですぐにofficeが使えます。
そして、Office Premiumは購入したパソコンでしか使えません。
しかし、Officeの新しいバージョンが発売されるたびに無料でバージョンアップできるので、最新バージョンを使いたい、長くパソコンを使うならメリットになります。
もう一方のパッケージ版Officeでは、購入したパソコンだけでなく、パソコンを新しく買い換えた場合でも、新しいパソコンにインストールして使い続けることができます。
ただ、パッケージ版では、Office Premiumのように最新版へのアップグレードが無料ではできません。
パソコンを2、3年で買い換えるなら、パッケージ版の方が良いかもしれません。
でも、わたしがパソコンを購入するときは、壊れなければ10年は使い続ける覚悟で購入します。
なので、パソコン購入時にofficeを買うなら、無料バージョンアップができるOffice Premiumを選びましょう。
月額約1,000円で全てのOffice製品が使えるOffice 365 solo
実は、マイクロソフトオフィスには、Office Premium(プリインストール版)と0ffice2016(パッケージ版)の他にもうひとつ別の購入方法があります。
それが、Office 365 soloです。
Office 365 soloは、プレインストール版やパッケージ版のような「買い切り型」ではなく、年間(月間)の料金を払うことでソフトが使えるようになる、サブスクリプション契約です。
Office 365 soloでは、年12,744円でOffice Professional Premiumと同じソフト、サービスを受けることができます。
ただ、5年以上使い続けると、プリインストール版よりも割高になるというデメリットがあります。
長く使い続けると高くなるので、私はあまり薦めませんが、AccessのMOS資格を取るためだけに、Office Professional Premiumを買うなら、勉強をする数ヶ月だけOffice 365 soloを契約してAccessを使うのはありだと思います。
MOS独学にパソコンを購入するなら、このメーカーがおすすめ
MOS資格の独学のためにパソコンを買うなら、できるだけオフィス付きで安いパソコンを探すと思います。
安さでいうなら、DELLも安いのですが、わたしとしてはHPのデザインの方が好みです。
できるだけ安くてデザインにもこだわりたいなら、HPのパソコンでおすすめ。
→ HPノートPC
まとめ
MOS資格を独学で勉強するなら、オフィス付きの新しいパソコンを買うのが一番良いです。
オフィスの種類はいろいろありますが、わたしがお勧めするのは、将来のバージョンアップが無料の「Office Premium」シリーズです。
オフィス付きのパソコンは安くても5万円以上するので、気軽には買えません。
しかし、MOS資格の勉強をするなら、パソコンを買って独学するのが結果的に一番安上がりです。
もし、まだパソコンを持っていないなら、MOS資格をキッカケにパソコンを購入するのは良いタイミングです。
パソコンが一台あれば自宅でも仕事ができるので、持っておいて損をすることはありません。