Windows11にアップデートできない古いノートパソコンの活用方法

Windows11にアップデートできない古いノートパソコンの活用方法

Windows11にアップデートできないノートパソコンが3台ある。
親や親せきの叔母ちゃんから使わなくなった古いパソコンを2台もらって、1台は中古で1万円台で購入したパソコン。
Windows11がインストールできないだけでまだまだ使える古いパソコンの活用法を紹介していきます。
この記事を読めば使わなくなったパソコンの再活用の参考になるはずです。

我が家の古いノートパソコンの利用目的

Windows11がインストールできなくなったパソコンの利用目的は子供用パソコンとして活用します。
10年以上前のパソコンだけど、タイピングの練習やYoutube動画の閲覧だけなら充分使える。
タイピング練習のソフトはネットに接続すればいくらでもあるのでネット接続はできるようにしたいところ。

古いパソコンの危険性を再確認

まず考えないといけないのは古いパソコンを使い続ける危険性。
ほとんどのパソコンはWindowsだと思うのでWindowsの場合で話をしていきます。

Windowsって1年や2年に定期的にOSのバージョンがアップするんですよね。
で、そのタイミングで古いパソコンだとWindowsの最新バージョンにアップデートできなくなるわけ。

そこで問題になるのが、インターネット接続したときのセキュリティ問題。
最新のWindowsにアップデートできなくなったパソコンはセキュリティサポートの対象外となるため、悪いやつからネット攻撃されて個人情報などが盗まれる可能性が高くなっちゃう。

だから、古いOSを使い続けるのは危険ってこと。
考え方を変えると、ネットに接続しなければ外部からの攻撃を受けることはないので古いOSを使っていても大丈夫とも言える。

タイピング練習とか、ワードやエクセルの書類作成程度ならWindows10とか古いOSのまま使い続けるのが一番簡単な利用方法だね。

ただ、今の時代インターネットに接続できないパソコンって使い道がかなり限定されちゃうから使いづらいのも事実。

やっぱりネットが使いたいじゃないですか。

古いパソコンでも使えるOSを使う

そこで古いパソコンでも使えるWindowsに代わるOSを使おうというわけです。
Windowsに代わるOSとして考えられるのが大きく分けてこの2つ。

「ChromeOS」と「Linux」。

どちらも無料で利用できるOSなので金銭的な負担はゼロ。
だけど、OSをインストールするという手間がかかるのでパソコンに慣れてない初心者にはちょっと難しいかも。

「ChromeOS」はグーグルが提供するOSでパソコンをスマホのアンドロイドのように使えるOS。
見た目がスマホの画面のようになるので普段からスマホに触っているなら見慣れた画面で操作できます。
ただ、「ChromeOS」は画面タッチができるパソコンを前提に作られているので、画面タッチができない古いパソコンだとインストールできないことがある。
実際、私が持っている古いパソコンには「ChromeOS」がインストールできなかった。
「ChromeOS」がインストールできるのは5年くらい前までのパソコンで有名メーカーのものだけという感じ。

「ChromeOS」がインストールできなかったので必然的に「Linux」を選択するしかなくない。
しかし、「Linux」ってのはなかなか厄介なOSで色々な種類があるんだよね。
使いやすくて、古いパソコンでも快適に動作するものを探すとなると結構大変。

色々調べてみて良さそうなものを見つけた。
見た目がWindowsに近くて、初心者にも扱いやすそうな「ZorinOS」ってやつ。

3台のパソコンにこの「ZorinOS」を入れました。

Windows11にアップデートできない古いノートパソコン3台

簡単にインストールの方法を書いておくと、「ZorinOS」で検索して公式サイトにいってダウンロードしてインストールするだけ。

詳しい方法は公式サイトの「Zorin OSをインストールする」の以下のページを日本語に翻訳して読めばわかる。

Zorin OSをインストールする

他にも「Puppy Linux」ってOSがあるんだけど、「Puppy Linux」はめちゃめちゃ軽量で20年前のパソコンでもたぶん使える。
「ZorinOS」でも動作が重いって場合は選択肢の一つとして考えてみるのもあり。

ZorinOSを入れた3台のパソコン

ZorinOSを入れた3台のノートパソコンを紹介しときます。

2014年発売のHP Pavilion15

Pavilion15(15-n207AU)ノートパソコン


母親用に購入したノートパソコンで、もう使わなくなったので引き取ったやつ。
購入時に入っていたOSがWindows8。
フルキーボードなのでサイズがでかい。
本体サイズがでかいのに画面はフルHD(1920×1080)ではなく1366×768。
当時はこれが普通だったんだよね。

ストレージをHDDをSSDに換装してるので起動したときのカリカリ音はしない。
換装してもCPUとかの基本性能が低いのでZORINにしても動作は遅め。

主なスペック
発売日:2014年
メーカー:HP
型番: Pavilion15 15-n207AU
OS:windows8
CPU:AMD Quad-Core A4-5000 1.5GHz/4コア
画面サイズ:15.6 型(インチ)
解像度:WXGA (1366×768)
メモリ容量:4GB
ビデオチップ:AMD Radeon HD 8330
ビデオメモリ:2048MB

2015年発売のTOSHIBA dynabook AB15/PW

dynabook AB15/PW

親せきの叔母さんが使ってたノートパソコン。
こちらもHPとほとんど性能的には変わらず。
解像度が1366×768。
フルキーボードなんだけど、なんか打ちづらいんだよね。
こちらもHDDからSSDに換装済み。

主なスペック
発売日:2015年
メーカー:TOSHIBA
型番:dynabook AB15/PW
画面サイズ:15.6型(インチ)
CPU:Celeron Dual-Core 3205U(Broadwell)/1.5GHz/2コア
メモリ容量:4GB
ビデオチップ:Intel HD Graphics
OS:Windows 8.1

2017年発売Panasonic CF-SZ6

Let's note CF-SZ6

2022年くらいにモバイルノートとして中古で購入したノートパソコン。
Amazonで1万8000円くらいで買ってWindows10が入ってたんだけど、ライセンスが怪しかったのでZorinOSを入れました。
発売が2017年なので動画編集はキツイけど、動画の閲覧とかZOOMのオンライン会議、ゲームにとけっこう活躍してます。
購入時にはSSDが換装された状態で販売されてました。

主なスペック
発売日:2017年発売
メーカー:Panasonic
型番:CF-SZ6
画面サイズ:12.1型(インチ)
CPU:第7世代 インテル Core i5 7300U(Kaby Lake)/2.6GHz/2コア
メモリ容量:4GB
ビデオチップ:Intel HD Graphics 620
OS:Windows 10 Pro 64bit

古いパソコンにZorinOSを入れた感想

Windows11がインストールできない古いパソコンにZorinOSを入れて使えるようにしました。
子どもが二人いるので一台ずつ準備できた。
キーボードのタイピング用として考えていたんだけど、今って小学校でクロームブックが一人一台使えるんだよね。
でも、家でタイピングの練習をしたいって時がたまにあるので、少しは役立ってるかな。
ネットの利用はスマホがあるからわざわざパソコンを使うことはないですね。

子供たちが使わなくなったら

子どもたちがキーボード練習にも使わなくなったら、「ハードオフ」などのリサイクルショップへ持っていくつもり。
パソコンって自分で処分すると廃棄費用が掛かるけど、ハードオフに持っていけば買取価格が付かなかったとしても無料で引き取ってくれるから、自分で処分する前に査定してもらった方が良いよね。

まとめ

Windows11が使えない古くなったノートパソコンにZorinOSを入れて延命処置ができました。
もし子供がいるなら、おもちゃ代わりに古いパソコンを使わせてみてのが良いと思いますね。
子供用のおもちゃのパソコンを買うと1万円以上するから、それを買うくらいなら古いパソコンを与えた方ができることも多いからね。
子供たちが使わなくなったらリサイクルショップへもっていくのがオススメですね。